ニデック株式会社(6594)の課題
2026年3月期の有価証券報告書(2026-09-30提出・書類管理番号 S100Z5CA)より

1. 不適切な会計処理と内部統制の改善
過年度の不適切な会計処理と内部統制の重要な不備を認識し、財務報告の信頼性回復と特別注意銘柄の指定解除に向けて改善を推進しています。
原文:「当社は、「必ず正しく」を経営の最優先方針に据え、過年度の会計処理を検証・訂正し、正確かつ透明性のある財務情報を開示するとともに、原因究明と責任の明確化を進め」
2. 企業風土の根本的な改革
短期的利益最優先と特定経営者への権限集中という風土から脱却し、双方向対話による透明性が高い組織への転換を進めています。
原文:「短期的な利益を優先し、目標未達を許容しない企業風土、特定の経営者への権限集中、内部統制およびグループ会社管理の脆弱性があったと認識しています。」
3. 貿易コンプライアンス体制の強化
連結子会社の関税申告誤りが判明し、専門家配置と一元的な管理体制の構築によってコンプライアンス体制を強化しています。
原文:「米国に係る全ての貿易手続について、米国関税の専門家が複数所在するニデックホールディングアメリカ㈱ 法務部が主体となって一元的に管理し、米国におけるトレードコンプライアンスに関する権限もニデックホールディングアメリカ㈱に付与しました。」
4. グループ拠点・法人の大幅集約
経営効率化とガバナンス強化のため、248ある拠点を160~180に、353ある法人を160~180に集約することを目標としています。
原文:「2026年5月に公表した経営改革方針では、2026年3月時点で248ある拠点を160~180拠点に、353ある法人を160~180法人に集約することを目標として掲げています。」
5. 取締役会の独立性強化と監督機能向上
取締役会議長を独立社外取締役から選定する体制へ移行し、監督機能を強化して企業価値向上を支える体制を構築します。
原文:「取締役会の独立性と業務執行に対する監督機能をより一層強化するため、取締役会議長を独立社外取締役の中から選定する体制へと移行し、持続的な企業価値向上を支える強固な取締役体制を構築します。」