富士通株式会社(6702)の課題
2026年3月期の有価証券報告書(2026-06-26提出・書類管理番号 S100YM3K)より

1. 情報セキュリティ対応の強化
サイバー攻撃の高度化に対応し、AI悪用攻撃への対策を含めた情報セキュリティリスクマネジメント体制の構築が最重要課題である。
原文:「昨今、サイバー攻撃の手口は日々高度化しており、当社グループに限らず、コンピューターウイルスの侵入や不正アクセス等により、お客様システム、社内ネットワーク・システムの運用停止や情報漏洩、不正利用等を完全に防ぐことは困難です。」
2. 製品・サービス品質管理体制の強化
システムの複雑化と顧客要求の高度化により品質リスクが増大しており、品質不良の早期検知と再発防止体制の構築が必要である。
原文:「システムの受託開発や製品・サービスの運用・保守業務、製品の設計・開発・製造において、お客様要求の高度化、システムの複雑化が進み、開発難度が高まり、製品の欠陥や瑕疵等が発生する可能性があります。」
3. Uvanceビジネスの拡大・深化
サービスソリューション中心への事業転換を推進しており、Uvanceの売上拡大と利益率向上を今後も継続することが経営の最優先課題。
原文:「Uvanceの2025年度の売上収益は、当初計画の7,000億円を上回る7,093億円となり、2024年度の4,828億円から47%増と大幅に伸長しました。」
4. 海外事業の収益性向上
売上減少する海外セグメントの収益化を図るべく、事業ポートフォリオ変革と利益率改善施策を継続実施中である。
原文:「2025年度のリージョンズ(海外)セグメントの全体の売上収益は5,752億円、2024年度から約2.5%減となりましたが、事業ポートフォリオ変革や構造改革の効果により、営業利益率は2024年度の4.1%から、5.9%へと改善しました。」
5. 人材ポートフォリオの実現
事業成長に必要な人材の確保・配置・育成に向けて、ジョブ型人事制度導入やリスキリング促進などの人材マネジメント改革を進めている。
原文:「当社は、事業ポートフォリオに連動した人材ポートフォリオの変革を進めており、そのために必要な制度や人材マネジメントの見直しを継続して行っております。」