京セラ株式会社(6971)の課題
2026年3月期の有価証券報告書(2026-06-19提出・書類管理番号 S100YF47)より

1. ROE改善による企業価値向上
2028年3月期に5.0%以上、2031年3月期に8.0%以上のROE達成を主要経営課題とし、企業価値を向上させること。
原文:「当社は、企業価値向上に向けて、ROEの改善を主要経営課題と位置づけ、2028年3月期(2027年4月1日から2028年3月31日まで)には5.0%以上、2031年3月期(2030年4月1日から2031年3月31日まで)には8.0%以上、また」
2. 事業ポートフォリオマネジメント強化
ROIC等の評価基準を導入して、半導体関連市場など重点領域に経営資源を結集し事業成長を加速させること。
原文:「当社は、翌連結会計年度より、従来のアメーバ経営に基づく採算管理に加え、将来性・持続性・事業競争力・市場魅力度等の定性評価及びROICを基準とする判断を基に、成長・注力領域の設定や事業ポートフォリオの評価、戦略立案を実施することとしました。」
3. 政策保有株式の縮減と資本最適化
2031年3月期末までにKDDI株などの政策保有株式の純資産比率を20%未満に縮減し、資本構成を最適化すること。
原文:「当社が保有するKDDI㈱の株式について、当連結会計年度と翌連結会計年度で合計約5,000億円を売却するとともに、政策保有株式の純資産比率を、2031年3月期末を目途に20%未満に縮減する計画です。」
4. 情報セキュリティとAI倫理への対応
生成AI導入に伴う情報漏洩や誤情報生成、倫理的問題等のリスクに対し、適切な対策と管理体制を整備すること。
原文:「AIについては、秘密情報や個人情報の入力による情報漏洩、誤情報の生成、知的財産権侵害、倫理的問題等が懸念されており、これらの問題への対策が不十分な場合、信頼回復のための多額の費用負担や事業運営に影響を及ぼす可能性があります。」
5. 優れた人材の確保と確保困難への対応
有能な人材獲得競争が激化する中で、給与水準やワークライフバランス充実を通じ優秀な人材を確保・維持すること。
原文:「当社が将来にわたり発展するためには、技術・販売・管理面において優れた人材を確保する必要があります。当社はあらゆる事業分野において、さらに多くの優れた能力を有する人材の雇用が必要になると考えています。」