川崎重工業株式会社(7012)の課題
2026年3月期の有価証券報告書(2026-06-19提出・書類管理番号 S100Y99Z)より

1. 地政学リスクへの対応と経営環境の不透明さ
中東情勢悪化や米中関係の緊張により、サプライチェーン多様化と代替調達先確保に取り組んでいます。
原文:「特に中東情勢の動向については、原油の供給制約により一部の事業で操業に影響が出始めており、当社グループ全体としても慎重に見極めて対応していきます。」
2. 水素事業の商用化実証と脱炭素トランジション
液化水素サプライチェーン構築に向け、基地建設と運搬船建造を進め、水素社会実現を目指しています。
原文:「このような状況のもと、水素社会実現に向け、液化水素サプライチェーン商用化実証を目的として、液化水素基地建設や液化水素運搬船の建造などのプロジェクトを着実に進めています。」
3. 大型プロジェクト推進と品質管理の強化
ダッカ6号線、米国R211など海外案件の納期遵守と、顧客信頼の品質レベル達成に注力しています。
原文:「顧客に信頼される品質レベルの達成:仕損じ、手直し費用の削減。国内外拠点でのKPS(Kawasaki Production System)による生産管理の維持。」
4. 人財の獲得・維持と働き方改革
少子高齢化と労働市場流動化で人財確保が困難な中、働きがいと生産性を両立させる環境づくりに取り組んでいます。
原文:「少子高齢化による労働人口の減少、人財の獲得競争の激化やキャリア意識の多様化に伴う労働市場の流動化により人財の獲得・維持が困難となり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。」