丸紅株式会社(8002)の課題
2026年3月期の有価証券報告書(2026-06-12提出・書類管理番号 S100YAY4)より

1. 生成AI時代への事業転換
既存の商品軸ベースのアプローチではソリューションが作り出せなくなり、ビジネスモデルの刷新が急務である。
原文:「既存ビジネスモデルは陳腐化リスクにさらされており、これまでのように商品軸をベースとするアプローチだけではもはやソリューションは作り出せなくなると考えております。」
2. 中東情勢による事業環境の不確実性
中東での軍事的緊張の高まりにより、資源価格の変動、物流の混乱、建設進捗の遅延など事業への影響が増大している。
原文:「原油・ガス等の資源価格の変動、海上物流の混乱、輸送ルートの制約、運賃の上昇等により、当社グループの事業・業績に影響を及ぼす可能性があります。」
3. 資源権益投資の価値下落リスク
約10,500億円の資源権益投資について、商品価格変動や事業環境の変化により資産価値が大幅に低下する可能性がある。
原文:「経済及び業界環境の変化や、事業計画の見直し、保有方針の転換等の理由により、現時点の想定に比べて資産価値が著しく下落した場合には、減損損失や、投下資金の回収不能、撤退時の追加損失等が発生し」
4. 脱炭素化による既存事業への影響
化石燃料関連事業が炭素税やGHG排出規制に直面し、発電事業や資源販売事業に悪影響を及ぼす可能性がある。
原文:「炭素税の導入及び強化等のGHG排出規制や脱炭素化に貢献する技術の急激な発展等の低炭素経済に移行する取組みから生じる移行リスクは、発電事業や資源権益・販売事業等の化石燃料に関連する事業」
5. 予測困難な法令・規制の変更
法制度が十分に機能していない国での事業では、予期しえない法令・規制の変更により対応負担が増加する可能性がある。
原文:「法制度が十分に機能していない場合があり、予期しえない法令、規制、解釈の変更や、規制当局、司法機関等による一貫性のない法令の適用・解釈、運用の一方的な変更等が発生する可能性があること」